ー 豆腐について ー

豆腐の歴史

History of Tofu

01

江戸時代初期の農民は
特別な日にしか
豆腐を食べられなかった

江戸時代初期、豆腐は将軍の食事に使われるような
ぜいたく品。江戸時代中期になるまでは、
農民は特別な日にしか食べられることができず、
製造も禁止されていたほどです。

02

麻婆豆腐のルーツは
100年前の成都に

顔にあばたがあるけれどとても魅力的なチャオチャオ
が作った料理が麻婆豆腐の始まり。「麻」はあばたと
いう意味、『麻婆豆腐』はあばたのおばさんの作った
料理という意味です。

03

アメリカ産とブレンド大豆から
作られる豆腐

現在日本の伝統食品豆腐は、アメリカ産との
ブレンド大豆が原料です。
ペリーにより欧米に渡った大豆が、いまや日本の豆
腐を支える原料になっているのです。

04

急場しのぎの知恵から生まれた
実だくさんのけんちん汁

ある日精進料理の豆腐が足りなくなり、困った僧侶は
智恵をしぼり豆腐をくずして野菜と煮込むことを
思いつきました。建長寺で作られたその「建長汁」が
けんちん汁の始まりです。

05

謎に満ちている「がんもどき
(ひりょうず)」の由来

がんもどきの材料はもともとはこんにゃく、一方ひ
りょうずは、もとは南蛮渡来のお菓子でした。この
二つがなぜ現在のような豆腐料理に変身したのか
は、まだ謎のままなのです。

06

江戸の大学者を育てた
滋養たっぷりのおから

儒学者徂徠は、豆腐屋から余ったおからをもらいうけ
長い貧困の時代も学問に打ち込むことができました。
後に出世した徂徠はその豆腐屋に深く感謝し恩返しを
したそうです。

07

江戸で評判だった
豆腐料理

儒学者徂徠は、豆腐屋から余ったおからをもらいうけ
長い貧困の時代も学問に打ち込むことができました。
後に出世した徂徠はその豆腐屋に深く感謝し恩返しを
したそうです。

08

馬琴が評した
京の豆腐料理屋

江戸より評判の良い京の豆腐料理屋でしたが、江戸びいきの馬琴は湯豆腐も田楽も「江戸には及ばず」と評しました。
しかし店内の雰囲気の良さには大変感心したようです。

09

乾燥大豆で作られる
豆腐の旬は?

豆腐用の秋大豆は「新豆」として年末から年明けに出回り、この時期は豆腐の旬でなめらかさに違いが出ます。
製造技術が進んだ現在、その差が分かる人は少ないでしょう。

10

豆腐の名前の
俗説、通説

「豆腐」の「腐」は腐るという意味ではなく、広く柔らかいものを指します。
「豆腐」は腐った豆ではなく、柔らかい豆と言う意味だというのが真相です。

11

西洋を豆腐の驚異に目覚めさせた
世界の「TOFU」

自然食品としてアメリカで大人気の豆腐カレー、ステーキ、デザートなど豆腐料理のバリエーションは数多く、
豆腐パワーはアメリカ人の食生活を変化させたのです。

12

僧侶たちが食べた精進料理の
主役は豆腐

「精進」とは心を込めて修行すること。
肉を食べられない僧侶たちの肉食に対する憧れから、きじ焼きやがんもどきなど、動物の名のついた
精進料理が多く見られます。

13

どじょうにとっては地獄?
ああ、幻の「どじょう豆腐」

「どじょう豆腐」とは鍋に豆腐とどじょうを一緒に入れて煮るもので、どじょうがその熱さに驚き
まだ冷たい豆腐の中に逃げこんだと言いますが、実は伝説上の幻の料理です。

14

田楽の名の由来

田んぼで太鼓に合わせて踊る田楽舞を職業にしていた田楽法師。白い豆腐に味噌をつけて食べる串焼きが、
彼らの衣装にそっくりなところからついた名前が「田楽」なのです。

15

豆腐のルーツは中国。
その発明者は?

豆腐の発明者は中国の劉安という王だという説がありますが、実際には劉安の時代には大豆は存在していません。
つまり豆腐の明確なルーツは謎のままなのです。

16

日本に豆腐の製造方法を
もたらしたのは遣唐使?

遣唐使が中国から豆腐の作り方を日本に持ち帰ったというのが豆腐伝来説として有力ですが、朝鮮からの捕虜を四国に連れて帰り豆腐を作らせた、という説もあります。

17

豆腐を擬人化したユニークな物語。
これをどう読み解く?

豆腐の由来を書いた中国の本『豆盧子柔伝』は達磨大師とその弟子の豆腐が登場人物の物語。
擬人化された豆腐から真意を読み取ることもまた楽しい、不思議な作品です。

18

しょうゆと豆腐の
深い関係

庶民の間に豆腐と同時に広まった醤油。醤油をかけて食べる冷奴や湯豆腐は定番で、安くて栄養のある豆腐とそのパートナーの醤油は、財政難の江戸時代に欠かせない食材でした。

19

豆腐のルーツをさぐる

中国で作られたという豆腐。日本には、奈良時代に遣唐使により仏教と共に伝来し、精進料理としてその栄養価が重宝されるようになると、江戸時代には一般に広まり始めました。

20

「豆腐百珍」って何?

江戸時代、料理の専門家でない文人が書いた『豆腐百珍』が出版され大流行。豆腐を使った料理を日常のものからちょっと変わったものまで百品紹介した、当時のベストセラーです。

21

おでんのルーツは
豆腐料理にあった

豆腐を串に刺して焼く「田楽」に「お」がついて「お田楽」、それが「おでん」になりました。
焼くより煮た方が効率が良いという事になって、現在のおでんの原形となったのです。