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麻婆豆腐のルーツは100年前の成安に。

豆腐を使った中華として、家庭でも手軽に作れるのが麻婆豆腐。日本でポピュラーになったのは、「料理の鉄人」である陳建一氏の父・建民氏の功績があったといわれています。

さて、この麻婆豆腐、意外にも歴史は浅く、この料理が誕生したのはわずか100年前の清王朝末期といいます。麻婆豆腐が生まれたエピソードを少し紹介しましょう。

「四川省の都・成都…」

四川省の都・成都…

この料理の生みの親は、四川省の都・成都に住んでいたチャオチャオという女性でした。彼女は顔にあばたがあるものの、とても魅力的な少女だったようです。

17歳で結婚した彼女が移り住んだのが、成都の郊外の三軒長屋。その住まいの両隣には、豆腐屋と羊肉屋がありました。菜種工場で働く夫と彼女は仲睦まじく暮らしていたのですが、その夫が10年後に急死。若くして未亡人となったチャオチャオは、その後も独身を通してつつましく暮らしていました。

生計の糧となったのが、彼女が作る料理です。両隣が豆腐屋と羊肉屋で、お客さんは油かつぎの人夫たち。料理の材料にはこと欠きません。彼女の料理の評判は、成都では知らぬ者がないほど有名になっていきました。

このときの豆腐料理が「麻婆豆腐」だったのです。文字から想像すると「麻というお婆さんの考えた料理」と想像しがちですが、それは間違い。「麻」はあばたという意味で、「婆」には身持ちの固いおばさんという意味があります。チャオチャオ自身は「羊肉料理」と名付けたのですが、彼女が亡くなってからは誰ともなく「あばたのおばさんの豆腐料理」として『麻婆豆腐』と呼ばれるようになったのです。

豆腐は、ビタミンEが豊富な油脂を使って料理をすると、大豆に含まれるゲステニンの抗酸化作用が高まります。唐辛子や長ねぎ、しょうが、にんにくなどにも抗酸化作用をアップさせる働きがありますから、これらの材料を使う麻婆豆腐は、抗酸化作用が抜群にいいお料理といえます。ガン予防にはうってつけの一品といえるかもしれません。

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