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ダイエット効果・成分別分析

たんぱく質
筋肉を増やし、主成分アミノ酸が脂肪の燃焼を促進します

たんぱく質は、筋肉を増やし、強くするための重要な栄養素となっています。人間の体のたんぱく質はアミノ酸によって構成され、すべてのアミノ酸がそろっていると、筋肉が増えやすくなります。また、酵素やホルモンなど体を正常に働かせるために必要な成分もたんぱく質から作られていますが、こういったたんぱく質が多く作られると全身の新陳代謝が高まり、脂肪の燃焼も盛んになって、ダイエット効果があらわれやすくなります。

豆腐の材料である大豆は、20種類のアミノ酸がそろっている食品の一つで、豆腐もアミノ酸バランスがよくなっています。

血液中の糖質(炭水化物)や脂質を燃焼させるのは筋肉で、基礎代謝(生きていくのに最低限必要で、体を動かさなくても消費されるエネルギー量)のうち35〜38%は筋肉が消費しています。つまり、筋肉が増えれば普通に生活しているときも寝ているときでさえエネルギーの消費量が高まり、血液中の脂肪が多く使われるようになります。その結果、血液中の脂肪が不足した分を補うために体脂肪が分解されるようになり、分解された脂肪酸が消費されやすくなります。

アミノ酸は脂肪分解酵素リパーゼの働きを盛んにして脂肪の燃焼を促進しますが、そのためにはたんぱく質がすばやく消化、吸収されることが大切です。豆腐は水分が多く大豆のたんぱく質が消化、吸収されやすい形になっていることから、アミノ酸の吸収率が高く、脂肪の燃焼を効率よく進めてくれます。

ビタミンB1
糖質のエネルギー化を進め体脂肪の減少にも役立ちます

ビタミンB1は糖質の代謝(エネルギー化)に欠かせない栄養素です。食事で摂った糖質はエネルギーとして使われるとともに、その一部は肝臓と筋肉の中にグリコーゲンとしてたくわえられます。グリコーゲンとしてたくわえられる量には限度があり、これで余った糖質は肝臓で中性脂肪に合成されます。血液中の中性脂肪の値が高い人は、脂肪の摂りすぎというよりも、糖質の摂りすぎか、ビタミンB1が不足している場合が多くなっています。この中性脂肪が脂肪細胞にたくわえられて、体脂肪となります。体脂肪を減らすには中性脂肪を増やさないように、糖質を効率よく燃やすことです。ビタミンB1は体にためておくことができず、1日ほどで失われるので、毎日摂り入れることが必要となります。

ビタミンB2
脂肪のエネルギー消費させて体脂肪の消費を進めます

ビタミンB2は脂質の代謝に欠かせない栄養素です。食事で摂った脂質はリパーゼという脂肪分解酵素によって分解されてエネルギー化しますが、そのときにビタミンB2が必要になります。運動をしても脂肪が燃えにくいという人はビタミンB2が不足していることが考えられます。脂質はエネルギー量が高く、1gあたり約9kcalあります。糖質、たんぱく質は約4kcalで、脂質は2倍以上のエネルギー量があるので、体脂肪を減らすためには脂質の代謝が大切になります。食事で摂った脂肪が体脂肪として蓄積されるときには脂肪の形が少し変わるためにエネルギーが使われます。そのエネルギーロスは摂ったエネルギー量の2〜3%となっています。それに対して、糖質が中性脂肪に変わってから体脂肪として蓄積されるときには、糖質から脂質へと大きく変化するためにエネルギーロスは20〜23%にも及びます。それだけ脂肪はロス率が少なく蓄積されるので、ダイエットのためには脂肪を代謝するビタミンB2は豊富に摂ることが求められます。ビタミンB2は体にためておくことができず、1日ほどで失われるので、毎日摂り入れることが必要となります。

亜鉛/マグネシウム
新陳代謝の促進、筋肉増強などによって脂肪の燃焼を促進します

ミネラルのマグネシウムと亜鉛は、細胞の新陳代謝を促進する酵素を助ける補酵素の役目をしています。マグネシウムは約300種類、亜鉛は約200種類の補酵素となっていて、筋肉細胞や脂肪細胞の新陳代謝を促進することで、体脂肪の燃焼を進めていくことができます。また、肝臓でアミノ酸からたんぱく質を合成するときにもマグネシウムと亜鉛は重要な役割をすることから、筋肉を増やしたり、酵素やホルモンを増やして筋肉で脂肪を燃えやすくするためにも必要なミネラルです。

サポニン
ブドウ糖の中性脂肪への合成を抑え脂肪細胞への蓄積を抑えます

豆腐の材料である大豆には、配糖体の一種であるサポニンが豊富に含まれています。サポニンは小腸から吸収されたブドウ糖が中性脂肪に合成されるのを抑えるとともに、中性脂肪が脂肪細胞に蓄積されるのを抑える作用もあります。また、サポニンを長期間摂っていると小腸の表面の組織が変化してきて脂質の代謝が促進され、ダイエット効果が高まることが知られています。


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