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骨粗しょう症を予防
5.豆腐を食べて骨粗しょう症予防・抑制!

豆腐は骨の材料のたんぱく質やミネラルが含まれているほか、
骨を丈夫にする働きがある栄養素が含まれている食品です。

豆腐はカルシウムも豊富なのです。

高齢化が進むにつれて急速に増えている病気の一つに骨粗しょう症があります。骨粗しょう症は骨の密度が低くなり、骨がもろくなる病気で、閉経期以降の女性に多くなっています。これは女性ホルモンのエストロゲン(卵胞ホルモン)の分泌が低下することで、骨にカルシウムを定着させる力が低下し、逆にカルシウムが溶け出るようになるからです。男性も加齢につれてカルシウムの定着率は低下していきますが、閉経後の女性のように急激に骨がもろくなることはありません。
骨粗しょう症になっても、それで骨折するわけではありません。転倒などによって骨に強いショックがかかると、弱った骨が耐え切れずに折れてしまいます。そして、骨折が原因となって寝たきりになることも少なくありません。

骨を構成するカルシウムは食事では不足しがちで、厚生労働省の『国民栄養調査』によると1日の必要量に対して10%ほど不足しています。カルシウムは肉類にも多く含まれているものの、肉類にはリンが多く、血液中でリンが多くなるとカルシウムを骨から溶け出させてバランスを取るようになっています。リンは肉類のほか加工食品や清涼飲料水などにも多く含まれていて、日本人はカルシウム不足にリンの過剰が重なって、慢性的にカルシウムが足りない状態になっています。同じカルシウムを摂るにも、リンが少なく、消化されやすく吸収されやすい豆腐はカルシウムを定着させやすい食品といえます。

大豆製品はカルシウム補給に優れているだけでなく、骨そのものを強くする働きがあります。厚生労働省の調査によると、中高年女性が骨折する割合は、東日本で低く、西日本で高い傾向があります。これは大豆製品の納豆の消費量とほぼ比例することから、納豆の成分が影響していることが証明されています。骨折する割合は西日本では高い傾向があるものの、一つだけ例外があります。それは沖縄県で、骨折の割合が低く、骨粗しょう症の割合も低くなっています。沖縄県では納豆ではなく、豆腐の消費が非常に高く、豆腐もまた骨を丈夫にして骨粗しょう症を予防することが裏づけられる結果となっています。

カルシウムは、たんぱく質を構成するアミノ酸のバランスが取れた食品と一緒に摂ると吸収率が高まることが知られています。豆腐はカルシウムが多いうえに、アミノ酸のバランスがよいたんぱく質となっています。このことがカルシウムの吸収率を高め、骨粗しょう症の予防に役立つ結果となっています。


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