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体脂肪改善・成分別分析

ビタミンE
血液中の活性酸素を消去してコレステロール、中性脂肪の酸化を防止します

複数のビタミンには活性酸素を消去する抗酸化作用がありますが、その中でもすぐれた抗酸化作用を発揮するのがビタミンEです。体脂肪が多い人は、血液中の脂肪が酸化しやすく、これがコレステロールや中性脂肪を酸化させることから動脈硬化が起こりやすくなります。また、脂肪の酸化は体内での過酸化脂質を増やし、細胞がガン化しやすくなることも知られています。体脂肪が分解されると一時的に多量の脂肪酸が血液中に放出されて、酸化しやすい脂肪酸が多くなることから、体脂肪が多い人は抗酸化作用のあるビタミンEの必要性が高まります。

マグネシウム/亜鉛
体脂肪の燃焼を促進するとともに活性酸素の消去を進めます

ミネラルのマグネシウムと亜鉛は、細胞の新陳代謝を促進する酵素を助ける補酵素の役目をしています。マグネシウムは約300種類、亜鉛は約200種類の補酵素となっていて、筋肉細胞や脂肪細胞の新陳代謝を促進することで、体脂肪の燃焼を進めていくことができます。体内には活性酸素を消去する酵素がありますが、その働きを高めるためには複数のミネラルが必要となります。中でも重要な働きをするのがマグネシウムと亜鉛です。

サポニン
ブドウ糖の中性脂肪への合成を抑え脂肪細胞への蓄積を抑えます

豆腐の材料である大豆には、配糖体の一種であるサポニンが豊富に含まれています。サポニンは小腸から吸収されたブドウ糖が中性脂肪に合成されるのを抑え、中性脂肪が脂肪細胞に蓄積されることも抑えます。また、サポニンは抗酸化作用が強く、他の栄養素と共同して活性酸素を消去して、動脈硬化などを予防します。

イソフラボン
女性ホルモンに似た作用があり活性酸素を消去します

大豆の成分のイソフラボンは色素成分のフラボノイドで、女性ホルモンのエストロゲン(卵胞ホルモン)と似た構造をしています。その働きもエストロゲンに似ているホルモン様作用があることが知られていますが、ほかに活性酸素を消去する抗酸化作用が認められています。エストロゲンにも抗酸化作用はありますが、20歳前後をピークに加齢とともに徐々に分泌量が低下していきます。そして40歳代ころから急速に低下して閉経期には激減します。イソフラボンが含まれた豆腐を食べることで、エストロゲンの減少を補うことができます。

たんぱく質
筋肉の量を増やすアミノ酸が豊富で体脂肪を減らしていきます

たんぱく質は全身の細胞の原料であり、筋肉を増やし、強くするためにも欠かせない栄養素です。たんぱく質はアミノ酸によって構成されています。アミノ酸は20種類ありますが、すべてのアミノ酸がそろっているたんぱく質は筋肉を増やしやすくなっています。豆腐の材料である大豆は、20種類のアミノ酸がそろった食品の一つです。血液中の糖質(炭水化物)や脂質を燃焼させるのは筋肉で、基礎代謝(生きていくのに最低限必要で、体を動かさなくても消費されるエネルギー量)のうち35〜38%は筋肉が消費しています。つまり、筋肉が増えればエネルギーの消費量が高まり、血液中の脂肪が多く使われるようになることから、体脂肪が分解されやすく、分解された脂肪酸が消費されやすくなります。

豆腐は大豆のたんぱく質が消化、吸収されやすい形になっていることから、すぐれたたんぱく質の補給源となっています。

ビタミンB1
糖質の燃焼を促進させて脂肪細胞への蓄積を抑えます

ビタミンB1は糖質の代謝(エネルギー化)に欠かせない栄養素です。食事で摂った糖質はエネルギーとして使われるとともに、その一部は肝臓と筋肉の中にグリコーゲンとしてたくわえられます。グリコーゲンとしてたくわえられる量には限度があり、これで余った糖質は肝臓で中性脂肪に合成されます。この中性脂肪が脂肪細胞にたくわえられて、体脂肪となります。糖質の代謝促進は体脂肪の蓄積を減らすことになるのです。ビタミンB1は体にためておくことができず、1日ほどで失われるので、毎日摂り入れることが必要となります。

ビタミンB2
脂肪のエネルギー化を促進して体脂肪の減少を進めます

ビタミンB2は脂質の代謝に欠かせない栄養素です。食事で摂った脂質はリパーゼという脂肪分解酵素によって分解されてエネルギー化しますが、そのときにビタミンB2が必要になります。脂質はエネルギー量が高く、1gあたり約9kcalもあります。糖質、たんぱく質は約4kcalで、脂質は2倍以上のエネルギー量があるので、体脂肪を減らすためには脂質の代謝が大切になります。ビタミンB2は体にためておくことができず、1日ほどで失われるので、毎日摂り入れることが必要となります。


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