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ガン予防効果・成分別分析

たんぱく質
筋肉を増やし、主成分アミノ酸が脂肪の燃焼を促進します

全身の細胞の材料となるたんぱく質は、免疫物質の材料でもあり、免疫力の向上によってがんの予防につながります。食べ物から摂ったたんぱく質は胃でアミノ酸に分解され、小腸から吸収されて、血管を通って肝臓に運ばれます。肝臓ではアミノ酸を材料にして体に必要な数々のたんぱく質が組み立てられています。免疫物質と呼ばれる病原菌などと戦う物質も、たんぱく質でできています。

豆腐の材料である大豆はアミノ酸のバランスがよく、免疫物質の材料であるたんぱく質も効率よく作られます。豆腐のたんぱく質は、植物性であることから大腸内の悪玉菌がエサとすることも少なく、がんの要因となる毒素を作り出す悪玉菌を増やすこともありません。

発がん物質は、傷ついた細胞に入り込みやすく、これが細胞のがん化を進めていくことになります。傷ついた細胞を修復することは、がん化の危険性を減らすことになりますが、豆腐に多く含まれるたんぱく質はアミノ酸バランスがよく、消化・吸収がよいことから、細胞の修復を進めやすいといえます。

イソフラボン
活性性酸素を消去するとともにがん細胞の栄養補給を遮断します

大豆に多く含まれているフラボノイドの一種である植物性エストロゲンで、女性ホルモンのエストロゲン(卵胞ホルモン)と似た構造をしています。

フィンランド人と日本人のイソフラボンの血液中の濃度と発がんの関係を調べた研究では、フィンランド人に比べて40倍もイソフラボン濃度が高い日本人は、乳がん、卵巣がん、前立腺がんの死亡率がフィンランド人の半分と少ないことが確認されています。この結果から、日本人は大豆製品を多く食べていることと関係していると結論づけられています。

人間の体にはエストロゲンに反応する受容体があり、そこにエストロゲンが分泌されると結合して、ホルモン効果が発揮されます。ただ、エストロゲンが過剰分泌されると細胞ががん化しやすくなると考えられています。乳がんはエストロゲンの過剰分泌で引き起こされるといわれています。

そこにエストロゲンに似た構造をしているイソフラボンがあると、エストロゲン受容体と結合して、本来のエストロゲンが結合できなくなり、がんの発生を抑えるように作用すると考えられています。
イソフラボンには活性酸素を消去する作用が認められています。活性酸素は電子のバランスが崩れた酸素のことで、活性酸素が体内で多く発生すると細胞の電子を奪って、細胞を傷つけていきます。傷つけられた細胞に発がん物質が入り込むと、がん化が進みます。活性酸素を消去するイソフラボンは発がんを予防する効果があるわけです。

がん細胞は、新生血管という新しい血管を作り出して、その血管から栄養成分を吸収して増殖していきますが、イソフラボンは新生血管が作られるのを抑えて、栄養補給を遮断することでがん細胞を縮小させていくことが確認されています

ビタミンE
血管の弾力を保ち、血流を促進によって免疫細胞の働きを活発にします

活性酸素を消去する抗酸化作用があり、細胞膜の酸化を防ぐことから、がん化を予防することができます。ビタミンEには血管の弾力性を保ち、血液中の余分な脂肪を除去して毛細血管の血流をよくする作用がありますが、血流がよいほど免疫細胞の流れがよくなり、いち早く発がん物質、がん細胞を除去していくことができるようになります。

セレン
強力な抗酸化作用によって細胞膜が過酸化脂質になるのを抑えます

ミネラルのセレンは、ビタミンEの40倍もの抗酸化作用があり、細胞膜が酸化して過酸化脂質になるのを強力に抑えます。セレンはビタミンEと一緒に働くと、より効果を発揮することが確認されています。がん患者は体内のセレンが少なく、このことはがん細胞と戦うことでセレンが消費されていることを示しています。

サポニン
過酸化脂質、活性酸素を抑制し免疫細胞を活性化します

配糖体の一種で、過酸化脂質と活性酸素を抑える作用が認められています。過酸化脂質は植物油や魚油に多く含まれる不飽和脂肪酸が酸化することで発生しますが、血液中の過酸化脂質が増えると細胞膜を酸化させて、がん化を促進していきます。また、活性酸素酸素も細胞を傷つけてがん化を促していきます。サポニンの過酸化脂質と活性酸素を抑える作用が、がんを予防するということです。

サポニンは免疫細胞である白血球とリンパ球の活動を高めて、免疫力を高めていくことが知られています。白血球もリンパ球も、がん細胞を攻撃する作用が強いため、サポニンを摂ることで、がんの予防につながっていきます。


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